場面緘黙症

場面緘黙症の娘の苦手

~決める・選ぶ~

なんだか久しぶりに娘に関する投稿となりました。

昨日、娘を連れてお菓子屋さんに行きました。

行く前にホームページを覗いて、期間限定のかわいいぬいぐるみが置いてあるのを知った娘。

使わなかったお年玉を握りしめて一緒に買い物に行くことになったのですが・・

期間限定の最後の割引セール、
ちょうどいいのとか、人気のものとかは
売り切れてなかったんですよね

結局、

すごく小さいもの(バッジになっている)

結構大きなもの(わりと高額)
の二択だったのです。

娘的には、きっと程よい大きさと程よい価格のものが欲しかったんでしょう。

かんもくっ子 ポコたん

固まって動かなくなりました。

大きなものは、娘が握りしめてきたお金を全て投げうっても、数百円足りない。

数百円、お母さんが出してあげてもいい・・

けど、娘はぬいぐるみにあんまり執着がないのも知っています。

過去にも買ってもらってすぐに放置されたぬいぐるみを
かわいそうに思ったお兄ちゃんが保護してくれていたりします。

なのでわたしのおすすめはバッジタイプの小さなもの。

これなら鞄に付けられるよ!

とかなり推したのですが・・

待てども暮らせども返事もなく、
カチーンとなったまま動けなくなりました。

どちらのぬいぐるみも、残り一点。

他にもお客さんがいたりして、
わたし、めちゃくちゃ焦りました。

「・・もう・・ちょっと勘弁して・・」

「お願いだから選んで」

焦るし、イライラするし、
あの時間がわたしには結構キツイです。

基本せっかちなわたし、
答えを導くためにアレコレ質問したり、提案したり、
それも限界が来たりします。

最終的に

「はい、選んで!」って

娘の腕を持ち上げて、指差しを求めたところ、

大きいの選びましたーーーー!

・・・これでようやく帰れる・・ホッ

かんもくっ子 ポコたん 母

こんな場面が山ほどあります。

多分、決められないというより、
決めたことを表現できないのかなと思います。

多分心の中には、既に決まった答えを持っているけど
それを表現することができない、のかな?

娘を見ているとそんな気がします。

だから、せっかく買いに行ったのだから、
自分で選んだものを買ってほしいなと思う、一応の母のやさしさと、

固まって反応できなくなった娘に「早く!」と思ってしまうイライラとが、

入り混じって
正直なかなか疲れてしまいます。

学校ではかなり自由に喋れるようになってはいますが、
その他の場所ではまだまだ、思うようには動けないんですね。

わたしももどかしいけど、
本人もっともどかしいのかな?

決める・選ぶ楽しさや喜びって、
言葉を覚えるような段階にもとても大切なんだそうです。

自分の意思を伝えて受け入れてもらう経験が
言葉の発達やコミュニケーションの基礎に欠かせないとか。

場面緘黙症の娘にとっても
こんな風に選ぶ・決めるという経験が、
時間がかかっても自分で選んだっていうのが大事なのかな?と思いました。

もう少しイライラせずに待てるようになりたいです・・・

ともあれ、
ほしいぬいぐるみが手に入ってよかったよかった!

くれぐれも大事にしてあげてください笑

かんもくっ子 ポコたん

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