不登校

不登校とお正月

あけましておめでとうございます。

三が日も終わり、お正月気分を引きずったまま仕事始めを迎えました。

夏休みが明けてからしばらくして不登校になった我が家の長男。

それから飛ぶように時間が過ぎて、あっという間に冬休み。

大きな変化こそなかったけれど、小さな回復の兆しは幾つも見えた3か月でした。

とはいえ、まだまだ「健全な」生活とは程遠い生活を続けている長男。

「健全な」というのは、
やっぱり身体を動かしてほしいと思ってしまうのと
気楽に外出できるようになってほしいという
今のわたしの願い。

気楽に外出できないのは
やっぱり「学校に行けていない自分」に対する周囲の目を気にするから

周囲の目を気にするってことは、
自分で自分をまだ本当のところで許せていないから。

そう思います。

不登校になってからの3か月、
長男が外出したのは数回、片手に乗るほどかな。

でもお正月には初詣に行ってほしい!

幸い我が家は、一番近い神社まで徒歩で行けるという立地。

初詣は12時を過ぎれば参拝できます。
つまり夜行性の長男も出かけやすい!

かねてより企んでいたのですが、
すんなりと夜中の初詣に一緒に行ってくれました。

短い時間でしたが、
並んで雪の中を歩いたのは、何とも言えない良い時間でした。

その元旦の夜だったか、次の日だったか、
ゲーミングPCの設定を手伝いながら、明け方まで色んな話をすることができました。

久方ぶりの貫徹状態のわたし(笑)

でも収穫がたくさんありました。

学校は「行かないといけない」
と思っていること

中学校は何一つ楽しくない
と思っていること

プログラマーを目指そうか
と思っていること

上2つの長男の思いからは、
まだまだ学校に復帰するべきじゃない、ということが分かりました。

辛いだけで楽しいことなんて1つもない、
けど、
行かないといけない。

これでは不登校になる前と何ら変わりなく、
仮に戻れたとしても非常に危うい。

本人的には「だって義務教育だから」と言います。

でもね、
義務教育の義務って、
親の義務であって、
子どもにとっての義務じゃない。

子どもにとっては「学校に行く権利がある」なんだよ。

それよりも一番の収穫は
「やりたいこと」が見えたことだとわたしは思います。

自分の強みとともに弱みを知ってこそ
将来自分がどんな風に生きていきたいか。

そのために何をするべきか。

それを手探りで見つける時間が、
この不登校という時間なのだとしたら
長男は立派に今を生きている。

そんな長男を本気で応援したいと心から思えました。

だから今はもうしばらく
自分のやりたいことにどっぷりと浸かって
心行くまで「不登校」をやり遂げてね。

そうしたらきっと心も解放される。

そんな1年にしてほしいと思います。

こんなにわたしの心が満たされたお正月は
人生に何度もないかもしれません。

起こる出来事に意味はなく
その出来事にどんな意味付けをするかで
その後の幸せが変わってくる

これはわたしが尊敬する人の言葉です。

周りから見れば逆境すぎる我が家も
自分たちの幸せの形は自分たちで決めればいい。

これを合言葉に
2022年が実り多き年になりますように!

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