以前から抗菌、抗ウィルス、防虫もできると話題になっている「ヒノキチオール」ですが、
最近では、歯磨き粉やコロナ対策としての除菌グッズでもその名を聞くようになり、大注目の感染症対策アイテムです。
そんな魅力的なヒノキチオールを含む精油があるのをご存知ですか?
ここではヒノキチオールの魅力とともに、
ヒノキチオールを多く含む【ヒバ精油】を使ったアロマクラフトをご紹介します。
目次
感染症対策で注目されている「ヒノキチオール」とは
ヒノキチオールは、針葉樹やヒバなどの樹木に含まれる不飽和七員環化合物です。
「ヒノキ」と名前にありますが、日本のヒノキにヒノキチオールはあまり含まれていません。
「ヒノキチオール」はタイワンヒノキから発見された成分なのです。
そのため、国産の木材から抽出できる精油で、ヒノキチオールを多く含むのが、『ヒバ精油』になります。
日本におけるヒバは、その7割が青森県の津軽・下北両半島に存在しています。
ヒバの材質は耐朽性・耐湿性等に優れ、古くから優秀な建築材として使用されており、文化財である中尊寺金色堂にも使われていることで有名です。
(東北森林管理局のホームページはこちら)
ヒノキチオールの主な作用
- 強力な抗菌作用
- 抗ウィルス作用
- 防虫作用
- 消臭作用
- 抗炎症作用
- 抗腫瘍作用
上記のように、ヒノキチオールは幅広い生物活性物質を持つことが、多くが研究され、論文で解明されています。(ウィキペディアより)
床下材としてヒバ材がよく用いられるのは、シロアリ対策なんですね。
この魅力的な作用を持つヒノキチオールは、化粧品、歯磨き粉、口腔用スプレー、日焼け止め、育毛剤等の様々な消費者製品に広く使用されています。
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感染症対策におススメ!アロマクラフト例
◎ヒバ精油ルームスプレー
スプレータイプのものは、気になったとき、気になったところにプシュっとできるのが魅力です。
空間にスプレーするのはもちろん、ドアノブやテーブルに吹き付けて、ふき取るなど、お掃除にも使えます。
(アルコールが入っていますので、変色が気になる素材のものには使用をお控えください)
◎ヒバ精油スプレー ~アルコールフリータイプ・手指にも~
上記のルームスプレーをアレンジして、アルコールフリーに仕上げます。
アルコールが入っていないので、感染症対策として手指に使用しても安心です。
手荒れしにくいのも嬉しいですね。
*ヒノキにアレルギーのある方へ
ヒバ精油はヒノキではなく、ヒバの樹木から採取した精油ですが、念のためパッチテストなどで安全を確認してからご使用ください。
◎ヒバ精油サシェ ~布マスクの保管やシューズボックスなどに~
重曹を使って、置き型芳香剤を作る方法です。
作る大きさを変えることで、マスクの保管ケースにちょこっと入れたり、シューキーパーにもなる優れモノ。
用意するもの
- 重曹(大さじ6):お掃除用のグレードでOK
- お茶パック(2枚)
- リボンもしくはゴム(2本)
- ヒバ精油(6~8滴)
- 適当な大きさの布(2枚)
作り方
- 深さのある容器に重曹と精油を入れて混ぜ、2等分してそれぞれをお茶パックに入れます。
*出来上がりの大きさのお好みに応じて、小さなものや大きいものなどでもOK - そのお茶パックを布で包み、口をリボンやゴムで結べばできあがり。
*香りが薄まったらその上から精油を加えます。
*1ヵ月を目安に重曹ごと取り換えてください。
また、使用後香りが薄くなったら、重曹なのでそのままお掃除にも使えます。
重曹は弱アルカリ性なので、油汚れや手垢、焦げ付きなどといった汚れを落とすのに非常に高い効果があります。
重曹を粉のまま振りかけて、クレンザーとしても使えますし、キッチンの排水口や三角コーナーなど、臭いが発生しやすい場所にそのまま振りかけておくだけで、イヤな臭いごとキレイにしてくれます。
また、一旦お水に溶かして重曹水にしてスプレーすることで、キッチン周りやフローリングの拭き掃除に使えます。
水に溶かす際の分量は、水100mlに対して重曹小さじ1が目安です。
ヒバ精油原液の活用方法
こちらではヒバ精油をそのまま原液で使用する手軽で頼もしい使い方の例をご紹介します。
・アロマストーンで玄関に置き型芳香剤
アロマストーンなどにそのまま数滴垂らして使用します。
香りの強弱もお好みに合わせて調節できますし、家族の帰宅時間に合わせて使うことができます。
アロマストーンは市販のものが多数ありますが、100円ショップに売られている珪藻土のコースターや、塩や砂糖の保存容器に湿気対策として入れて使用する小型の珪藻土グッズに数滴垂らすと、同じように使えます。
安価でとても使いやすく、お勧めです。
我が家では100円ショップに売られているリング状の珪藻土グッズ(キッチンコーナーにあります)に紐を通して、車内でも使っています。
キッチン用品の乾燥材として、かわいいものもたくさんありますね。
お花の形のものや、棒状のもの、形や大きさなど用途に応じて選ぶもの楽しいですね。
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・アロマディフューザーに
電気を使うもの、キャンドルを使うもの、どちらも使わないペーパーディフューザーなど、どれでも大丈夫です。
お部屋中広く拡散したいときには、ディフューザーの使用がおすすめです。
原液をそのまま拡散できるものでなければ、お水を入れることをお忘れなく。
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◎ヒバ精油の独特な香りが苦手な方には
ペパーミントや薬局で販売されているハッカ油と混ぜると良いです。
混ぜる割合はお好みで大丈夫。
我が家の下足箱には、ヒバ精油とハッカ油を数滴垂らした珪藻土を入れています。
ハッカのさわやかな香りが、下足箱のこもった臭いを撃退してくれます。
もちろんヒノキチオールの効果も期待できます。
ペパーミントやハッカ以外にも、お好きな香りの精油と混ぜても大丈夫です。
自分だけの香りで玄関を彩るなんて、素敵ですね!
・精油原液を使用する際の注意点
精油原液は揮発性がとても高く、また刺激が強いものです。
ご使用の際には肌に直接触れないように、また家具や床材が変色・変質する恐れもありますので、取扱いの際にはご注意ください。
また、肌への直接塗布や飲用は危険ですので絶対におやめください。
まとめ
いかがでしたか?
古来より日本では建築材として馴染み深いヒバ。
ヒノキチオールなど知られていない時代から、わたしたちの暮らしを守るために使われていたなんて、生活の中で培われた知恵の偉大さを感じます。
先人たちのお墨付き、【ヒバ】の力を借りて、生活に安心をプラスしてみませんか?