実例編その2 

実例紹介

場面緘黙症をもつ娘の嗅覚反応分析グラフの変化

かんもくっ子ポコたん 就学前の嗅覚反応分析グラフ
就学前の嗅覚反応分析グラフ
かんもくっ子ポコたん 就学後の嗅覚反応分析グラフ
就学後の嗅覚反応分析グラフ

今回は場面緘黙症の我が子のグラフの変化についてお話します。

左のグラフが、就学前
右のグラフが就学後(単語を話せる日が増えてきた)となります。

*我が子の場面緘黙症については、
姉妹ブログ「療育っ子のあゆみ 話したいのに話せない・・うちの子は場面緘黙症」をご覧ください。

この嗅覚反応分析グラフの変化から、

・身体がリラックスできるようになってきた

・「認められたい」という欲求が出てきた

と読み解くことができます。

我が子の学校(家の外の環境)での状態を裏付けることができます。

なかなか身体を動かす遊びなどに参加することが難しかった以前(左グラフ)。

ほんとは身体を動かすことが大好きなんだけど、
身体が固まってしまい、動けなかった以前。

それが今、活発に動き回って遊んだり、活動に参加できたり
する日が増えています(右グラフ)。

自分もやりたい、自分がやりたい、自分だけがやりたい、
と思いを表現することが増えました。

それはお友達と一緒じゃなくて、自分を見てほしい、認めてほしい、
という欲求がグラフ上でも確認できます。

この自分を認めてほしいという欲求は、
動物が生きていく上でとても大切なことなんです。

生きる上でのモチベーション、
自分の行動に、やる気をもって取り組めるかどうか、
こんなところに関わっていて、
ここが少なくなると気力で負けてしまうからです。

話は戻りますが、
対お友達、との関係において、
自分が!と誇示して、ケンカになる、なんてことは
娘が今まで経験してこなかった、未知の領域になります。

なので、うまくいかないもどかしさや悔しさを感じたり、
今後のお友達との関係で、学ぶべきものがたくさんありそうです。

でも殻を被っていたサナギ状態の過去から、
殻を打ち破り、蝶になれるまでの過渡期なのだとしたら、
これはやっぱり前向きに捉えて、
大いに褒め、大いに励まし、次のステップにつなげていきたいと
思います。

そのための関わり方としては

1.共感

できなかった悔しさや、できた喜びを大いに共感する

2.認める

頑張りを認め、
あなたは素晴らしいあなたが大好き、を積極的に伝える

先生から頂いた、お褒めの言葉は必ず具体的に伝える

3.一緒に身体を動かす

また、こっそりできることとしては、

朝食に適度な油分と塩分

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と、こんな感じになります。

これをベースに、取り組んでみます!

次なるステップの目標としては、
気持ちのやる気を
身体のやる気(実際に行動に移せるようになる)につなげることです。

現状としては、
気持ちのやる気がどんどん育っているものの、
うまく行動と結びついて発動しきっていない。

ただ、単語がポツリと出ているので、
行動面でも今、芽生えの時期だと分析できます。

その芽生えを摘み取らないように、
『自信』という土壌を固める時期。

漠然とした自分への『自信』を抱くのは最終目標で、
一つ一つ『根拠のある自信』
を自分の中に貯めていけてこそ、
『漠然とした自信』(理由もなく、自分っていいな、と思えること)
という芯になるものだと思っています。

我が子の今後が楽しみです!

*嗅覚反応分析はオーダーメイドです。
この状態把握や関わり方などのアドバイスは、このグラフの方だけに当てはまるものです。

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