冷え症にもタイプがある⁉
12月に入り、外も寒いのに、身体が冷えて辛い『冷え性』
その冷え性にもいろんなタイプがあることは、ご存知の方も多いと思います。
ではその冷え性、原因が違うのに、みんな同じ対策でいいのでしょうか?
ここではタイプ別冷え性の原因と、
冷え性対策についても、タイプ別に分け、そのタイプに一番効率よく効く対処法をご紹介します。
目次
- あなたの冷え症はどのタイプ?
- タイプ別「冷え症」の原因
- タイプ別「冷え症」の対策
- まとめ
あなたの冷え症はどのタイプ?
冷え性は大きく以下のような4つのタイプに分けることができます。
これらが混合するケースもあります。
熱を作るのが苦手タイプ

- 身体の芯(お腹)が冷える
- 手足はそんなに冷えない
熱を運ぶのが苦手タイプ

- 手足が冷える
- 頭痛や肩こりを伴うことが多い
熱を作る・運ぶが苦手タイプ

- 手足も冷える
- お腹も冷える
- 体温が低い
- 季節に関係なく冷える
血液循環が苦手タイプ

- 下半身が冷える
- 上半身は温かい(のぼせ)
【タイプ別】冷え性の原因
次に冷え性の原因をタイプ別にご紹介します。
熱を作るのが苦手タイプ

- エネルギーを生み出すための交感神経の働きが弱い
- 筋肉を動かさない生活習慣
食べたものをエネルギーとして燃やすことが苦手で、基礎代謝が低い状態です。
そのため、
・体重が増えやすい傾向にある方、
・ふっくらと色白の方、
・運動習慣のあまりない方
に多い冷え性のタイプです。
熱を運ぶのが苦手タイプ

- 身体を弛緩させる副交感神経の働きが弱い
- 過緊張によって筋肉が収縮している
食べたものをエネルギーとして燃やすのは得意ですが、リラックスしたり身体をほぐすことが苦手なので、末梢血管が常に閉じているような状態です。
そのため、
・アクティブで元気な方
・自分の意見をはっきり言える方
に多い冷え性のタイプです。
熱を作る・運ぶが苦手タイプ

- エネルギーを生み出す交感神経、身体を弛緩させる副交感神経、どちらの働きも弱い
- 筋肉を動かす、ほぐすなどの運動習慣がない
基礎代謝も低く、リラックスしたり身体をほぐすことも苦手な、自律神経の働きが全体的に弱い状態です。
そのため、
・ストレスを抱えやすい方
・身体よりも心や神経をよく使う方
に多い冷え性のタイプです。
血液循環が苦手タイプ

- 血圧が低い、貧血気味など、血液の巡りが悪い
- デスクワークが多く、動かない生活習慣
- むくみを伴うことが多い
熱や酸素を運搬する血液の循環が悪い状態です。
送り出した血液を戻す力が弱いため、下半身からの血液の戻りが悪い状態です。
そのため、
・座っている時間が長い方
・鉄分不足が気になる貧血気味の方
・脚のむくみが気になる方
に多い冷え性のタイプです。
【タイプ別】冷え症の改善法
原因が分かったところで、タイプ別の冷え性改善法をご紹介します。
熱を作るのが苦手タイプ

- まずは身体を温める
- 温かい食べ物、飲み物を摂る
- 運動なら筋トレがおすすめ
- 朝日を浴びて深呼吸
- 朝食に適度な脂質と噛み応えのあるものを(ナッツやドライフルーツなど)
- バスソルトを入れた熱めの全身浴
エネルギーを燃やして熱を生産するのは、交感神経の管轄です。
そのため、交感神経の働きを上げる対策が有効と言えます。
朝日は交感神経のスイッチを入れ、深呼吸で燃やすための酸素を取り入れます。
筋肉を使うことは交感神経を活性化することになりますので、意識的に日常に取り入れたい要素の1つです。
バスソルトは熱伝導率を上げてくれるので、効率的に全身に熱を行き渡らせ、冷えを軽減してくれます。
熱を運ぶのが苦手タイプ

- まずは手足を温める
- 夕方以降にストレッチや腹式呼吸
- 運動ならウォーキングやヨガ、ストレッチがおすすめ
- 水分を積極的に摂る(炭酸水もおすすめです)
- 炭酸系入浴剤でぬるめの半身浴
- 夕食に生の果物や野菜を摂る
作り出した熱は血液に乗って全身へと運ばれます。
副交感神経の働きが弱い方は、末梢血管が広がらず、手足の先に熱を届けられない状態です。
末梢血管を広げるためには、身体を「ほぐす」ことが有効です。
ゆったりとした音楽を聴きながらの足湯も効果的です。
炭酸には末梢血管を広げ、副交感神経を高める効果がありますので、入浴剤に取り入れたり、飲用するなどして味方に付けたい要素の1つです。
生の果物や野菜には、日中使った身体をサビから守る働きがあります。
身体をサビから守り、リセットすることで、翌日の元気が得られます。
熱を作る・運ぶが苦手タイプ

- まずは全身を温める
- 食事は温かいものを摂る
- 朝は筋肉を使う事を意識
- 夕方以降はウォーキングやヨガ、ストレッチを意識する
まずは熱を作り出す(エネルギーを燃やす)ことを優先しましょう。
そのためには温かい食事、熱めのお風呂、根菜類を多くとることを心掛けます。
就寝前には身体をほぐし、リラックスする環境を整えます。
ため込みやすいストレスを軽減する効果も期待できますよ。
血液循環が苦手タイプ

- まずは脚を動かし血液を心臓へ戻します
- 筋肉の7割を占める下半身を使ったスクワットや骨盤回しがおすすめ
- 鉄分やタンパク質を意識的に摂る
重力に逆らいきれず、戻りにくい血液を戻して循環を良くしましょう。
仕事中に冷えてきた、むくんできた時は、足首を動かしたり、トイレに立ったタイミングで屈伸運動や骨盤回しを取り入れると良いです。
まとめ
身体が冷えるといっても、原因は様々。
原因が様々だから、その原因にあった対処法が一番の近道です。
自分の冷えに合った、自分のための対処法を見つけて、
この冬も自分らしくイキイキと過ごしたいですね。
大きく4つに分けた冷え性の原因ですが、
多くの方の場合はこれらの混合型となっていることがあります。
嗅覚反応分析では、
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