発達支援アイデア

いざ就学!固くて難しい制服の上着ボタンにひと工夫

今年度ももうすぐ終わり、早くも卒園・卒業シーズンになりました。

もう卒園か・・
としみじみとしているのもつかの間、春休みが明けたらいよいよ新1年生。

いろんな期待と不安の入り混じるなか、
登校準備をちょっとスムーズにしてくれる、制服へのひと工夫をご紹介します。

制服の上着ボタンを留めやすくする方法

ぴかぴかの真新しい制服の上着。

この制服の上着のボタン、特に新品のものはとても固くて、留め外しがなかなかやっかいです。

そして入学式から着る必要のある上着。

子どもが袖を通す前に、何度かボタンを留め外ししておくことも有効ですが、このボタンにひと工夫して、子どもの小さな指でも扱いやすくする方法をご紹介します。

娘がお世話になったポーテージの先生が教えてくださった方法です。

写真は制服のシャツになりますが、
右が通常のボタン
左が工夫をしたボタン(足長ボタン)です。

足をのばしたボタン
通常のボタン

布地にぴったりとボタンが付いていると、ボタンをつまみにくいのです。

そこで、布地からボタンを少し浮かせるような感じで、縫い付けの糸でボタンに足を作ってあげます。

すると子どもはボタンをしっかりと摘まむことができるので、留め外しがちょっとラクにできるようになります。

我が家では制服の上着のボタンと、シャツの1番上とその下のボタン2つの足を長くしました。

ボタンの足を長くすると、留めやすいですが同時に外れやすくもなりますので、シャツは頭が通る分だけを加工しました。

足長ボタンの縫い付け方法

①ボタンの足となる分だけ、糸をのばした状態でボタンと布地を縫い進めます。
*撮影のため、糸は長めにしてあります。

②ボタンが付いている側に針を出し、
足になる部分の糸に、針側の糸をクルクルと巻き付けていきます。

③少し引っ張りながら、しっかりとクルクル巻き付けます。
下から上に巻き付けたら、上から下に巻き付けながら戻ります。

④巻き付けが終わったら、ボタンの根本から布地の裏へ針を通します。

⑤布地の裏で玉止めをしたら完成です。

療育っ子の娘のための工夫

前後ろは一目で分かるように

特に分かりにくいのが、制服のスカートの中に履く、「黒パン」です。

メーカーによって、後ろにタグが付いているもの、前に「前」と書かれたタグが付いているもの、何もないもの、購入するものによって目印が変わるのは、混乱する原因に。

そこで娘の黒パンには、目立つ色の刺繡糸でちょこっと印をつけました。
1回針を通して、玉止めしただけの簡単なものですが、目立つ色にすることで、着る際の迷いはなくなりました。

「準備かご」を作る

登校 朝の準備のためのカゴ

100円ショップで、持ち運べる取手の付いた小さめのカゴを1つ買いました。

制服の着替え一式を入れておく、
朝ランドセルに入れるべきものをまとめておく、
などの用途に使っています。

特に朝の制服の着替え一式を入れておくことで、着替えがしやすくなります。
ハンカチもセットしておけば、忘れ物対策にもなります。

新1年生の慣れない朝の支度。

ちょっとの工夫で制服が着やすくなったり、準備がスムーズに行ったりします。

それでも我が家は毎朝、娘が登校するまでドタバタのバトルが繰り広げられますが、足長ボタンや準備カゴが一助になっていることは確かです。

いつかニコニコと穏やかに、
「行ってらっしゃい」と言える日が来ると信じて。

娘と一緒に登校準備を頑張っています^^

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